W124 Impression
ここでは、オーナーの目から見たW124とは、どういうクルマなのかを述べてみたいと思います。
月日の流れと共に、私の感想も変わってくると思いますので適宜更新していきたいと思います。
注:私の乗るE280について基本的には書いてありますので、他の年式・グレードには当てはまらない事もあります。
Impression
スタイル |
決してカッコ良いスタイルではありません(と私は思っています)。 あくまでも、実用性と安全性、運転のしやすさからきたカタチです。 いかにも「ベンツ」といったスタイルが、好きな人にはたまらない魅力でしょう。 このW124のスタイルを、「古くさい」と思うか、「これぞメルセデス」と思えるかが W124に乗ろうと思う人か、そう思わない人かの境目ではないかと思います。 繰り返すようですが、「流行り」とは全く無縁のスタイルです。 そのスタイルは、安全や性能に関する必要性から来ているものです。 その一つ一つの理由、メカニズムを考えてみると、メルセデスの設計ポリシーを感じます。 |
| ボディサイズ | 都内を走り回るのにもそれほど持て余すサイズではありません。 世の中、W124より大きいクルマもたくさんありますからね。 全長に対して、全幅が狭いので、かなり縦長な感じがします。 それでも、やはり立体駐車場などに行くと「大きいな」と思うことはあります。 |
| 内装 | これまたシンプルの一言です。何も面白いところはありません。 特にファブリックの内装の場合は「質実剛健」といった印象です。 シート生地の模様も、いかにも「ドイツの田舎」といった感じで野暮ったいです。 でも、ドイツ車ですから、当然だと思います。そこがドイツらしくて良いのです。 お洒落な内装はフランス車に任せておきましょう(笑)。 レザーインテリアの場合は、多少ラグジュアリーな感じが出てきますが、 シートの張りがより強調されたりして、折り目正しい感じがより一層感じられます。 シートは電動シートになります(一部除く)。手動のシートと違って遊びが少ないので、 |
| 居住性 | このボディサイズですから、大人4人がしっかり座れて当然です。5人は少し厳しいです。 全高も高いので、頭上高にも余裕があります。 私のクルマはサンルーフ装着車ですが、それでもたっぷりの頭上空間です。 ドイツ人のほうが身長は高いでしょうから、ドイツ基準で作られていれば日本人には広いはずですね。 ドアもかなりの開度でガバっと開くので、乗り降りもラクチンです。 |
| エンジン | 2800CCの直列6気筒エンジンです。BMWほどではないと言われますが、 十分に滑らかに回るエンジンです。 あまり品が無いのでやりませんが、高回転まで引っ張った時には予想外にスポーティーな エグゾーストノートがマフラーから聞こえてきます。さすが直6といった所でしょう。 トルクが30キロほどあるので、踏んだときの加速は十分に速いです。 どちらかと言えば、低速トルク重視のセッティングで、BMWと比較すると初期加速は速いのですが、 高速域での加速はやはりBMWのほうが速いというデータがあります。 エンジンオイルは7リッター必要です。高いオイルを入れるとエライ事になりそうですね。 |
| 燃費 | 乗る場所、乗り方によると思います。 私の場合、高速無しの街乗り(都内含む)で8.5Km/Lは走ります。高速だと11Km/Lくらいです。 エアコンを入れると、それぞれ1Km/L程落ち込みます。 どちらにせよ、予想外の高燃費で助かってます。雑誌によれば6Km/L程度との事でした。 ガソリンは当然ハイオク指定です。 |
| 乗り心地 | 新車の状態の乗り心地を体験したことは無いに等しいので、何とも言えないところですが、 昔パリで、新車に近い状態のタクシーに乗った時の事を思い出してみますと、 かなり軽快に走っていたような感じがあります。 決して、柔らかい乗り心地ではなく、適度にダンピングが効いた乗り心地ですかね。 もちろん、履いているタイヤや足回りのヤレ具合にもよってくると思います。 少なくとも、国産の高級車よりは固めの足回りだと思います。 よく言われることですが、高速道路だと最高の乗り心地ですよ。これは是非体験して頂きたいです。 |
| ハンドリング | これは今まで何のクルマに乗っていたかで基準が変わってくると思います。 私はハンドリングマシーンと言われた初代プリメーラからの乗り換えですので、 それと比較してしまいますと、やはり重ったるい感じは拭えないです。 ワインディングを飛ばしても、面白い車ではありません。ロールもそれなりに大きいです。 ですが、決して遅くはありません。むしろかなり速いと思います。 ロールをさせることで人間のほうに制御をかけているような感じがします。 クルマのほうの限界はもっと上にあります。メルセデスに手懐けられているんでしょう(笑)。 しかも、タイヤは純正だと195/65の15インチです。 このサイズでも十分なハンドリング。相当出来の良い足回りだと思います。 |
| 取り回し | これは特筆モノですね。かなり小回りが効きます。 相当細い道でも入っていけます。もちろん、物理的に入れない道はダメですよ。 四角いクルマなので、かなり自信を持って寄せていけます。 おそらく、2リッタークラスのFF車よりも小回りは効くのではないかと思います。 「ベンツはデカくて持て余す」なんて言う人がいますが、ウソですね。 それはクルマのせいではなくて、ドライバーの問題です(爆)。 |
| トラブル | 基本として、壊れて大変なのは、AT・エンジン・エアコンの3種です。 いずれも、オーバーホールになるとエラい金額になります。私もヒヤヒヤものです。 その他、例えばオルタネータやパワーウインドーが壊れたとか言うのは、 いわゆる消耗品の部類に入ります。これは壊れたのではなくて寿命です。 その点を理解しないとW124はただの壊れるクルマとしてしか見れないでしょう。 ですので、定期的なメンテナンスや、寿命となる部品を見越して予め交換したりする。 こういう手間を掛けてやらねばいけません。これはW124オーナーの義務です。 繰り返すようですが、トラブルと消耗品のメンテナンスは別です。 この辺りの事が理解できている方は、きっとW124ライフを楽しめると思います。 |
| その他 | 「機械として最高」。この一言に尽きると思います。 調子が良い時のW124は最高です。精度の高さが非常に良く分かります。 何と言いますか、「遊び」が少ないんですよね。 AT、ハンドリング、エンジンの回り方、各部の操作性。 全ての精度が極めて高い。ダルな部分が無いです。 逆に、何かダルだなと思ったら、そこはヤレているんだと思います。 事実、私のクルマはまだ足回りがヘタったままなのでダルです(笑)。今後の課題ですね。 世の中、W124より快適、速い、信頼性が高いクルマはたくさんあります。 でも、未だにW124が愛好家の元で大事にされているのか? それは手を掛ければ掛けただけのフィードバックがあるからではないでしょうか。 放っておけば、W124は確実に「死」に向かいます。 逆に、手を掛けてやれば必ず調子が良くなります。直し甲斐のあるクルマです。 そうして手間を掛けることで、最高の機械としてのW124を味わう事ができるのです。 そんな面倒な事はイヤ!という人はどうぞ他の車に乗ってください(笑)。 「愛してやれる車」。これがW124だと思います。 |
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